ビワマス採卵
(増殖事業:2014年・やな)




 秋になると産卵のために琵琶湖から河川へ遡上するビワマス。雨で増水した川へ上ってくる姿から、別名「アメノイオ」とも呼ばれています。ビワマスは貴重な琵琶湖固有種であると同時に、琵琶湖漁業を支える重要な水産資源であり、滋賀県漁連では長年その増殖放流事業に取り組んできました。

 動画は11月上旬の「やな」での採卵の様子です。特別採捕許可を得た組合が河川に「やな」と呼ばれる漁具を設置し、遡上してきた親魚を捕獲、卵と精子を取り出して人工授精させています。孵化した稚魚は春に琵琶湖へと旅立ち、アユ・エビ・イサザなどを食べて成長します。

※10/1〜11/30の産卵保護期間はビワマスの採捕が禁止されているため、動画中の魚は特
  別な許可を得て捕獲しています。許可のない採捕はもちろん、所持や売買も禁じられてお
  り、違反した場合は罰則がありますのでくれぐれもご注意下さい。