琵琶湖の主な漁法

   
  えり (小型定置網)
えりは伝統的な定置網の一種(漢字では「魚」へんに「入」と書く)で、湖岸から沖合へ矢印型に網を張った集魚道を設け、「つぼ」と呼ばれる部分へ誘導し、網を上げて魚を獲る漁法。主な漁獲対象はアユ・フナ・ホンモロコ等。

→動画: えり漁
→動画: ヒウオ漁

  沖曳き網
沖曳き(ちゅうびき)網漁は琵琶湖の沖合で操業する底引き網の一種。船の動力で引き回さないのが特徴。長いロープのついた袋状の網を仕掛け、漁船を固定し、ロープを巻いて網を上げる。主な漁獲対象はゴリ・モロコ・ワカサギ・イサザ・エビ類。

→動画: 沖曳網漁

  貝曳き網
マングワという鉄枠にツメを付けた漁具(地元ではマンガンと呼ばれる)を湖底に沈め、漁船を走らせ引き回して、貝類を獲る漁法。漁獲対象はセタシジミ・タテボシガイ。

→動画: 貝曳き網漁

  刺網 (小糸網)
水中にカーテンのように網を張り、引っかかった魚を獲る。琵琶湖では「小糸」と呼ばれる。主な漁獲対象はアユ・フナ・ビワマス・ホンモロコ等。

→動画: アユ小糸漁
→動画: ビワマス小糸漁

  アユ沖すくい網
琵琶湖のアユは6月頃、沖合の湖面付近で「マキ」という群れを作る。アユ沖すくい網漁はこのマキをめがけて漁船を走らせ、舳先の網ですくい取る漁法。待つ漁が多い琵琶湖の漁法の中では珍しい、攻める漁法。対象はアユ。

→動画: アユ沖すくい網漁

  追いさで網
追いさで網漁は、春の湖岸でアユを獲る伝統漁法。アユを受ける「さで網」に向かって、先端にカラスの羽をつけた「追い棒」を巧みに動かし、群れを追い込む。対象はアユ。

→動画: 追いさで網漁

  やな (簗)
河口から少し遡った場所に扇形の簾を設置し、川を遡上してくる魚を「カットリグチ」または「アンドン」と呼ばれる網部分に誘導して獲る漁法。主な漁獲対象はアユ・ウグイ・ハス等。