瀬田川でのシジミ漁の体験
セタシジミは、琵琶湖の固有種であり、古くから特産品として、また、家庭の味として広く県民に親しまれてきた。
しかし、セタシジミ漁業は、生活排水および農業排水等や砂利採取、水草の異常繁茂等による水底(湖底)環境の
悪化により漁獲量が減少し、非常に厳しいものとなっている。
そのため、本会では種苗放流を行うとともに、放流漁場において耕耘等の管理を行い、資源増加を目指しています。
育成漁場環境整備(湖底耕耘・除藻)
春:放流前の耕耘・除藻 冬:放流後の除藻
放流(D型仔貝)
放流量:30億粒 放流水域: 瀬田川、山田地先、湖北町地先
D型仔貝:アルファベットのDに似ている形
をしているので、D型仔貝と呼びます
生後3〜4日、大きさ0.2mmぐらいです。
放流したD型仔貝は、5年でやっと15mmぐらいになり、初めて産卵します。漁獲対象になります。
滋賀県漁連では、もう1年待って20mmになれば、
産卵量は4倍、重量は2倍になるので、
20mm以上で漁獲するよう指導しています。